長年、口コミでペットさんの肖像画を承っています。 天に召されてしまった子、存在を別の形で残しておきたいなどご依頼の事情は様々ですが、
私が最も気を遣って描くのは目です。
肖像画と視線を合わせれば、
いつでもその子を感じられる、
心で会話ができる。
例えば、絵で切り抜かれた目
を見ても、自分のペットだと
分かるくらいの想いを
目に込めることを大切にしています。
下へ順番に説明していますが、以下からタップして知りたいことを先に見ることもできます。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目の描き方
一番意識すると良いのは
「目は球体」ということ。
小さいボールがあります。
布か紙にボールの直径より少し
長めの切り込みを入れます。
それをボールに被せ、
手で切り込みを開くと
ボールの一部分が現れる、
それが目です。
こんなイメージです。
切り込みの端には隙間ができると思います。上の図で言うと両端の黒い部分で、目尻と目頭になります。その部分は立体感を作る影の部分になり、ここの大きさと形で目(目玉)の形を表現します。
そして下図。
目の上部に細い三ヶ月形で影を加えると一層効果的です。
色鉛筆で描く“目の色”
最終的に黒っぽくはなりますが、ダークブルーやセピア、エンジ系の色で下塗りするのが良いと思います。
下塗りの次に、
薄く黒を重ねる→
部分的に色を重ねる
これを繰り返して
自然な色合いに整えます。
視線の描き方
「光る部分の位置」で決まります。
色鉛筆は、絵の具のように上から白を乗せるようにはいきません。だから、白い光の玉をどこへ置くかを最初に決めて、白く残すことを忘れないでください。
消しゴムを使いすぎず、
仕上げの時に練ゴムを細くして
しっかり汚れを取って
輪郭を整えましょう。
目には瞳孔・虹彩・角膜という部位がありますが、若い目は、それらのアウトラインをキリっと、熟年はぼかし気味で、が良いと思います。
どんな紙を使うか?
どの程度のザラザラ感がある紙か?によって描き方は違ってきます。
ビギナーさんが写実に挑戦するのなら、まずはケント紙がおススメです。 このブログは下記のサイトで連載しています。
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