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目の描き方 ー色鉛筆で描こうー

更新日:8月22日

長年、口コミでペットさんの肖像画を承っています。 天に召されてしまった子、存在を別の形で残しておきたいなどご依頼の事情は様々ですが、

私が最も気を遣って描くのは目です。


肖像画と視線を合わせれば、


いつでもその子を感じられる、


心で会話ができる。


例えば、絵で切り抜かれた目


を見ても、自分のペットだと


分かるくらいの想いを


目に込めることを大切にしています。

下へ順番に説明していますが、以下からタップして知りたいことを先に見ることもできます。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。



目の描き方

一番意識すると良いのは


「目は球体」ということ。


小さいボールがあります。


布か紙にボールの直径より少し


長めの切り込みを入れます。


それをボールに被せ、


手で切り込みを開くと


ボールの一部分が現れる、


それが目です。


こんなイメージです。

切り込みの端には隙間ができると思います。上の図で言うと両端の黒い部分で、目尻と目頭になります。その部分は立体感を作る影の部分になり、ここの大きさと形で目(目玉)の形を表現します。

そして下図。

目の上部に細い三ヶ月形で影を加えると一層効果的です。

色鉛筆で描く“目の色”

最終的に黒っぽくはなりますが、ダークブルーやセピア、エンジ系の色で下塗りするのが良いと思います。


下塗りの次に、


薄く黒を重ねる→


部分的に色を重ねる


これを繰り返して


自然な色合いに整えます。


視線の描き方

「光る部分の位置」で決まります。

色鉛筆は、絵の具のように上から白を乗せるようにはいきません。だから、白い光の玉をどこへ置くかを最初に決めて、白く残すことを忘れないでください。

消しゴムを使いすぎず、


仕上げの時に練ゴムを細くして


しっかり汚れを取って


輪郭を整えましょう。


目には瞳孔・虹彩・角膜という部位がありますが、若い目は、それらのアウトラインをキリっと、熟年はぼかし気味で、が良いと思います。


どんな紙を使うか?

どの程度のザラザラ感がある紙か?によって描き方は違ってきます。

ビギナーさんが写実に挑戦するのなら、まずはケント紙がおススメです。 このブログは下記のサイトで連載しています。

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